コロナウイルスが学習塾を変える?

コロナウイルスが学習塾を変える?

新型コロナウイルスに負けない学習塾の創りかた

学習塾業界はリーマンショック、東日本大震災をはるかに超える危機的状況にあります。

弊社もこの二つの危機を乗り越えてきましたが、今回のコロナウイルスが塾業界にもたらしてる影響は大きく3つあります。

①生徒集客において最も大切な春(3月~4月)を直撃したこと

②感染防止のため授業ができない、もしくは困難な状況にある

③学校が再開しない限り生徒を集客するのが困難

これらのマイナス要因が重なり、学習塾経営が危機的状況にあります。

具体的には休会者、退会者が増加していることと、学校の再開がかなり遅れることが予想されるため、生徒数を増やすことができない状況が数カ月続いていることです。

休会者や退会者を出さないために・・・

学校がないため、生活リズムが乱れ、子供達は毎日ゲームやスマホに明け暮れています。

保護者はこの状況にイライラしている場合も多いでしょう。

だからこそ、この間をどのようにサポートするかによって、塾の評価や価値に差が出てしまいます。

コロナ対応できる塾と何もできない塾・・・

ここにきて、それぞれの塾が対応を始めていますが、大きな差が生まれています

①生徒のために何もできていない塾

②電話、メールで週1回程度接触している塾

③イーラーニング(動画配信含む)を開放している塾(主に大手)

④ZOOM等を使い、集団授業をしている塾

これらが主な対応方法になっています。

上記のように塾により対応に大きな差が出ており、充実度が異なります。

これらは、塾の実力や底力が顕著に表しています。

今後生き残る塾は最低でも③以上のサービスを行う塾となるでしょう。

しかし、③のイーラーニングのシステムを持っている大手塾はこれらのコンテンツを無料配信できますが、対象生徒が多いため、個別のサポートが充実させられない欠点があります。

無料で授業動画を配信しても、結局計画的に動画を活用し、勉強できる生徒が非常に少ないのが現実です・・・

④のZOOMでの集団授業の配信ですが、教室での授業内容とほぼ同じため、質はある程度保てますが、ただでさえ個々に対応するのが困難な形式なため、ZOOMではよりいっそう生徒の表情や雰囲気を感じることができないため、生徒の満足度が上げられないのが欠点です。
当然1:2などの個別指導系の塾は集団授業を行うことが困難ですから、オンラインでの集団授業はできません。

オンライン化できない個別指導塾が危ない・・・

現状で最も厳しい状況にあるのが、従来のアルバイト講師を使う1:2~4の個別指導塾です。
オンラインでサポートできるリソースがないため、ほとんど何もできずにいる塾が多いです。
コロナウイルスの影響が長期化すれば更に状況が悪化し、オンライン対応の塾に生徒が流れる可能性もあります。

上記①~④を超えるオンライン授業がある!?

上記①~④の欠点を克服したオンライン授業があります。

弊社が今取り組んでいますが、イーラーニングとZOOMを組み合わせた授業です。

イーラーニングの欠点は一方的に視聴させるため、「飽きてしまう」「やる気が出ない」などが欠点です。
ですから、ZOOMを常に接続し、イーラーニングでの授業とZOOMでの解説や、声かけを組み合わせた授業形式を確立することにより、教室での授業とほとんど変わらないサポートができます。
学校がお休みのため、1コマの生徒数を減らすことができるため、フォローも充実させられます。

まとめ

授業のオンライン化、コロナウイルスに負けない塾の仕組みを確立している塾が、今後必要とされるでしょう。新たなサービスの充実が求められています。