廃業した塾が過去最多・・・
- 2019.11.19
- 2年で廃業する個人塾

2019年廃業した学習塾が過去最多となりました。
この背景には何があると思いますか?
業界人なら薄々感じている方も多いと思いますが、その一つにイーラーニングを使用した個人塾がここ数年で急増し、瞬く間に消えていきました・・・一体なぜ多くの塾が2年程度で廃業するのでしょう?
消えた学習塾の特徴其の1:マーケテイングを知らない
マーケティングをせずに開業・・・「競合調査」「商圏分析」をせずに出店している方が多いようです。
学習塾もサービス業である以上、必ずマーケテイングを行う必要があります。
ですが、「学生が多いから」「家賃が安いから」などで、プロの目からは考えられないような商圏で開業している方が非常に多いのが実情です。
大手FC本部も正しいマーケテイング方法を知らないのか?非常に安易な商圏分析をしています。
商圏内の生徒数を半径○○キロメートルで計算すること自体間違いなのですが、いまだにこのような分析結果をだすFC本部が多いようです。
特に驚きは商圏内の競合塾の調査もせず、出店する方が後を絶ちません。
自殺行為としか思えませんので、皆さんはしっかり競合分析も行ってください!
消えた学習塾の特徴其の2:集客できない
廃業原因のトップは「生徒が集まらない」からです。
マーケティングに失敗したとしても、強い集客力があれば、生き残れる可能性はあります。
集客力とは効果的な広告媒体に効果的な文章(コピー)を載せることです。
ここで注意ですが、媒体により使用目的が異なるため、それぞれの媒体によって細かい調整が必要です。
集客は素人でなんとかなるものでもなく、多くの人が使用する広告代理店でもおそらく結果を出すのは難しいのが現実です。
ほとんどの方が知らないのですが、集客には集客のプロが存在します。彼らはコピーライター(セールスライター)と呼ばれる方達です。
廃業する方達は集客を広告代理店やFC本部のチラシに依存しており、意味なく資金を浪費し、資金が尽きた時に廃業となってしまいます。
2年で廃業する方が多いのは、運転資金が底をつくのが2年程度だからです。
消えた学習塾の特徴其の3:塾生がドンドン退会・・・
集客がある程度できたとしても、退会する生徒が出続ける塾は存続が厳しくなります。
退会の主な理由は「成績があがらない」「楽しくない」等、生徒保護者の満足度が低いからです。
フランチャイズ塾の開業者の大半は素人であるため、成績を上げるノウハウや経験がないため、成績が上がらないことが非常に多いです。
一方、講師経験がある方や、ある程度勉強に自信がある方が、イーラーニングを導入し個人塾を立ち上げるパターンも急増しています。
ですが、イーラーニングに過度の期待をしてしまったり、成績を上げる仕組みを構築できず、「成績が上がらない塾」となっています。
結果生徒がドンドン消えていきます。
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